墓穴を掘る支那
日経の「グローバルオピニオン」のコーナーに、米戦略国際問題研究所の上級顧問エドワード・ルトワックという人の投稿記事が掲載された。
−以下記事の要約−
支那の対日本強行路線は日本を助けている。集団的自衛権行使容認を実現し易くしている。
東南アジアに対しても同様で、各国は警戒を強めて連係の動きを加速させている。
支那は自分で自分の包囲網を作り、墓穴を掘っている。
日本はさっさと集団的自衛権行使を可能にして、警戒を強める東南アジア諸国と連係体制を構築するべき。
支那は日本のみを叩いて他の国と平和路線を進むべきだが、発言力の大きな人民解放軍が印を脅威と見做しており、これは実現出来ないだろう。
支那と露の接近も言われるが、露は支那のシベリア侵食を警戒しており、この二国が同盟関係になることは無い。
自衛隊は、冷戦下の対露を想定した装備や作戦を、対支那戦を想定のものに早期に作り替える必要がある。
日本は対露経済投資を進めてシベリア開発に向かうことが国益に叶う。米もシベリアが支那の勢力圏に入ることは望まない。
−記事要約終わり−
こんな当たり前のことを、米国の偉い学者に言わせて新聞に載せないと、日本人は分からないのだろうか。
当たり前の内容だけど、東アジアで戦争に巻き込まれたくない米国の気持ちが、ありありと伺え、とても判り易くて苦笑してしまう。