B-mountainのブログ

日々、感じたことや考えたことの覚えとして開設しました。

南極海の調査捕鯨に中止命令判決

蘭ハーグに設置の国際司法裁判所は、豪が求めた南極海での日本の調査捕鯨の中止を是とする判決を出した。

国際司法裁判所国際連合の機関で、争いの当事国双方が合意しないと裁判は実施されず、判決は一審制で控訴は出来ない。

また強制管轄権と呼ばれるルールを受け入れた国同士は、一方の訴えで裁判の実施が可能となっており、先進国を中心に70カ国が受け入れている。

我が国は逃げ隠れしません信頼して下さいとの表明で、価値観を一にする普通の先進国同士はフェアに行きましょう的な意思表示なのだと思われる。

因みに支那や韓国はこれを受け入れておらず、尖閣竹島は日本が一方的に訴えても裁判は実施されない。

今回の裁判官16人のうち過半数が反捕鯨国から選出されており、中止判決は必然とも思える。

日本は北西太平洋でも調査捕鯨を実施しているが、これも訴えられれば同様の判決が予想される。早晩、我が国の捕鯨活動は壁にぶち当たることになるだろう。

日本にとっては将来の商業捕鯨再開を目指した調査捕鯨だが、世界は反捕鯨国ばかりで調査捕鯨を継続しても、世界的な食糧事情に大きな変化がない限り商業捕鯨の実現性は少ないだろう。

たまに食べる高級品となったハリハリ鍋も冷蔵保存されている在庫限りとなり、給食のくじらカツや、魚屋の冷蔵ショーケースに入っていた赤身ブロックのように思い出す日が来るのだろう。

しかし、他国の食文化を云々するのは如何なものかと長年違和感を感じている。