B-mountainのブログ

日々、感じたことや考えたことの覚えとして開設しました。

竹島領有権問題にも棚上げ条約

日経ビジネスオンライン日本経済新聞社編集委員の鈴置高史氏の記事の中で、朴大統領が安倍首相と会えない理由を解説、要因の一つに竹島領有権問題の密約条約を挙げている。

密約の内容は、韓国の学者ロー・ダニエル氏が粘り強い取材で裏付けを取って執筆した「竹島密約」という本から引用しており内容は以下。

日韓国交正常化の際に両国は領有権問題を棚上げし、韓国の実行支配を暗黙裡に認めるが人員や施設の増強をしない、お互いに領有権の主張は甘受する、この内容は非公開とする、というもの。2008年に日本で出版、2012年に韓国で出版されているが、メディアは無視。

密約締結当時は韓国側も意識していたが、金泳三政権(1992〜1997年)以降、韓国政府は密約を踏み躙り「独島(竹島)の領有権を主張する日本はけしからん」と非難、今では領有権を主張することが軍国主義復活の証しと対日批判繰り返している。この内容は日韓首脳会談で日本側から突かれると拙いことの一つだと。

尖閣に続き、また領土に関する棚上げ話しが出て来た。

領土問題の棚上げはダメですね。国勢が変わり関係性も変化するので、その時々で決着を付けるべき。先送りするなら再交渉する時期を決めることで、都度約束内容の相互確認が出来るし都度決着を付けるか再考も出来る。

密約もダメでしょ。密約にするということは国民に説明できない、説明しても理解は得られない内容であるということ。国益を毀損する可能性があって秘密にする暗号や、偵察衛星や潜水艦の能力等の特定秘密とは全く違う話しです。

そもそも密約を交わす相手がダメダメ。近辺の3国が約束を守ると思えないし、守る筈がない。

歴史に学びましょうよ。