B-mountainのブログ

日々、感じたことや考えたことの覚えとして開設しました。

『君が代』の意味

今日は「昭和の日」です。昭和天皇崩御後、一旦は「みどりの日」とされましたが、2007年には本来の意味を込めた「昭和の日」となりました。

我が国の国家『君が代』は、元々は平安時代の和歌で、905年に編纂された古今和歌集に収録されていたものです。

明治維新後の1880年(明治13年)に曲がつけられ国歌として扱われるようになり、1888年(明治21年)に対外正式交付されましたが法的には制定されていなかった。

明治維新後、各国と交流が増えて儀礼的に相互の国家を演奏する必要に迫られて「君が代」をつくることになったようです。

反日教師が国家斉唱を拒否、起立することさえ拒否して問題が大きくなったことも要因の一つになり、1999年(平成11年)に「国旗及び国歌に関する法律」で法的に制定されました。

『♪君が代は』

「君」の文字は、尹(いん)+口(くち)で構成、尹とは手に杖を持った様子を表す文字で高貴な人を指す。君一文字でも高貴な人を指す使い方があります。

「きみ」の「き」は、古事記天地創造に登場する男神いざなきのみことの「き」、「きみ」の「み」は同じく女神のいざなみのみことの「み」なのだそうです。「きみ」は高貴な方(天皇陛下)と夫婦を表しているのだそうで、高貴な方も国民全ての男女も夫婦になり世代を経ても。

『♪千代に八千代に』

千年も八千年も、千世代も八千世代も、世が移り変わっても。

『♪さざれ石の巌となりて』

小さな石がつながり固まって一つの巌となるくらいの時間が経過しても、更に小さな石が固まった巌は、きみ・夫婦や子孫や親戚が協力し合って行くことの象徴。

『♪苔のむすまで』

苔は岩等が濡れた環境で生えるので固いものと柔らかいものの結びつきを表し、豊穣や子孫繁栄が表現されている。

通して読むと、男女は時代を超えて永遠に、生まれ変わっても協力し合い、固い絆で人々は結ばれて行く。みたいな感じらしいです。

古事記によると、イザナキとイザナミは、神々の命(指示)により夫婦活動をして国土を生み出します。

イザナミは「私の身体には足らないところが一つある」と、イザナキは「私には余っている部分がある」「私の余っている部分で、あなたの足らないところを塞いでみよう」と言って夫婦活動を始める。

柱の周りをお互いに反対方向に回って再会したところで声を掛け合ってエッチを始めるが、女のイザナミが先に声を掛けて生まれた最初の二人は奇形で、なんと川に流してしまう。

神々に相談して占ったところ、女のイザナミが先に声を掛けたのが原因と判明。

次からは男のイザナキが先に声を掛けてエッチをすると五体満足の子たちが誕生し、日本列島の国土を次々に生み出して行く。

けっこうアダルトだし奇形の子を川に流したりで、現代とはちょっと価値観が違います。

古事記が編纂された時代には、女性側が男性側に求愛することはタブーという考えがあったのでしょうかね。